vinařství Krásná hora

ここで紹介するワイナリー「クラースナーホラ」は、ワイン地区でいうとスロバーツコにある小さな村のファミリーワイナリーです。

ご縁ができて6年ほどたちました。はじめて訪問したとき、これまで行ったワイナリーと比べてぐっと小規模で、建て替えられてまだ新しい真っ白なワイナリーの建物がとてもまぶしく印象的でした。

まず2階の明るいミーティングルームに案内されました。そこから見たモラヴィアらしいゆるやかにうねりのある畑を見ながら、美味しいワインに出会えそうな予感と期待でいっぱいだったことを思い出します。

vinice vinařství Krásná hora

まずはできたばかりの新酒で歓迎の乾杯、それからワイナリーについての案内。ワイナリーの規模は、畑の面積は5ha(現在7ha)、生産量は年間5万ボトルほど。土づくりから栽培、醸造、ボトリング、そして出荷、と小さいながらもすべての工程をワイナリーで行っているとのこと。決して大きくはない建物ですべての工程を行っているということ、いったいどこにそんなスペースがあるのだろうと思いながら下のフロアに広がる色々な設備を見せてもらいました。

代表的なワインは、ピノノワール、シャルドネ、ソーヴィニョンブラン、ピノグリなどの国際品種やそのキュヴェ。

プレミアムクラスのほとんどは発酵や熟成に樽を活用したり、手作業でかき混ぜたりする(パンチングダウン)など丁寧なワイン作りをしています。

セラーでは赤ワインの大樽、そして特別限定品用のフレンチオークの小樽が並び、そして出荷を待つボトルも見学させてもらいまいました。すべての工程に目が行き届いて手作りワインという印象です。

 

次に目の前に広がる自家ブドウ畑を案内してもらいました。農薬や肥料は化学的なものは使わずになるべく自然な環境でのワイン作り、堆肥やハーブの植栽を活用した健康で安全安心なワイン作りをしていると教えてくれました。

いわゆるオーガニックやナチュラルワインかなと思いながら説明を聞いていると、それだけでなく、ビオディナミ(バイオダイナミック)農法に則ての土づくり、ブドウ栽培をしているとのこと。そして酸化防止剤を最小限にしたワイン作りをしているとのことでした。

酸化防止剤の使用量については輸入者としてはとても気になるところなのですが、それ以上に、化学肥料や農薬が使われていない、ということにとても魅力を感じました。

ワイナリーのオーナー、マレクさんたちによると食事に合わせやすいワイン作りをしているとのこと。試飲をしながらたしかに日本の家庭料理との相性もきっとよさそうと思い輸入を決めました。

チェコワインというとフルーティな地元の品種が注目されやすいですが、クラースナーホラのワインは別の方向でチェコワインの良さを出しているように思います。

 

 

 クラースナーホラの良さがわかるワインはこちら

ワイナリーの最上位品、プレミアムクラスより

 

 Chardonnay Barrel Selection

Sauvignon Barrel Selection

 

 

  Pinot Noir    

 

 

 

 Merlot Barrel Selection (Coming soon)